青野ノリフミの「戻りました」

エッセイ・随筆。休憩から戻ったときに思い出したり、人に話したりするような、気軽に読めるものを書いています。

秘密基地の思い出。投石の恐怖は現在も続いている。

私は軽のバンに乗っています。お花屋さんが乗ってそうな車です。

 

車中泊で使えるようにと数年前から乗っています。軽のバンが分からない人は、業者の人が乗っている荷物がたくさん積める軽自動車を想像してください、たぶんそれです。何に乗ってるのか他人に聞かれたときは、少しは印象がいいかと思って「お花屋さんが乗ってそうな車」と付け足して答えています。

 

私が乗っているものは、一応現行車で、グレードは下から2番目のものです。このグレードでは後部座席の窓の開閉が手動なので、乗った人はぐるぐると回して懐かしがってくれます。エンジンを切っていても、窓を開けられるようにこれを選びました。

 

グレードによる違いは、窓の自動か手動かだけではなく、シートの座り心地の良さも全然違います。後部座席を倒すときに左右の席を別々に倒すことができるものもあります。これは私のグレードにはない機能なので想像でしかありませんが、使い勝手が良さそうです。

 

よく車は大人の秘密基地と例えられますね。私も子供の頃に友達と一緒に作りました。そのときに他校の生徒から石を投げられたのですが、漫画では投石は弱い攻撃です。しかし、現実では恐怖の攻撃です。幸い誰にも当たることはありませんでしたが、当たっていたら流血騒ぎになっていたことでしょう。

 

大人の秘密基地では投石を受けることはありませんが、煽り運転にあいます。大きなトラックでも煽られているのを目にするので、商業車は狙われやすいのだと思います。仕事中で逆らえないだろうという、カスハラ的な要素があるのでしょう。私の車も例外ではありません。

彼らも日ごろつらい目にあって余裕がないのでしょうね。

彼らの心に、花が咲くことを願っています。