青野ノリフミの「戻りました」

エッセイ・随筆。休憩から戻ったときに思い出したり、人に話したりするような、気軽に読めるものを書いています。

きのこ派たけのこ派の性格について。

きのこ派たけのこ派。有名なお菓子でどちらが好きかという派閥の話です。

両方が入ったものを、女性が持っていました。食べたことがないという旦那さんに食べさせてあげたいそうです。「こっちが人気なのよね」と、きのこを指さします。私は間髪入れずに「こちら(たけのこ)が人気ですよ」と教えました。女性はキョトンとした顔です。恐らく、誰かにウソを吹き込まれていたのでしょう。

そんな私はもちろん、たけのこ派です。きのこの単品は買った記憶がありません。

だけど、不思議と真っ先に思い浮かべるのはきのこ。前の職場でお昼休みにお菓子をもらうことが多かったのですが、きのこのやつをもらったときに、おいしかったことも覚えています。それならば、きのこは贈物に適しているのでしょうか。

形も考えてみると、たけのこは自分だけを守っていますが、きのこは傘のように、他の人を守る形にも見えます。

つまり、何より自分大好きなのが、たけのこ派。人の喜ぶのが好きなのは、きのこ派なのかもしれません。